宇治の芸術交流に大きな弾み

光の変奏 Op.11 宇治アート交流展2026出品三連作

宇治国際芸術交流展2026の第1回は、日本の国宝である万福寺という特別な舞台で開催され、大きな成功のうちに幕を閉じました。

会期中は、あらゆる地域から訪れた数百人の来場者がこの象徴的な会場の門をくぐり、展示作品を鑑賞するとともに、芸術をめぐる対話と感動のひとときを共有しました。

この催しは、出会い、国際的な開放性、そしてインクルージョンをテーマとして掲げ、障がいのあるアーティストを含む多様な背景を持つ芸術家、主催者、そして来場者の間に美しい交流を生み出しました。歴史に彩られたこの美しい寺院の、唯一無二で創造的な雰囲気の中で行われました。

本展の初開催にあたり、宇治のローカルテレビ局が短いレポート映像を制作し、本イベントの紹介とともに、万福寺の見事な環境を広く伝えました。
その中では、キュレーターおよび展示コーディネーター、そして私自身への短いインタビューが紹介され、この芸術的な取り組みの精神と展望について語られています。

以下よりぜひこの映像をご覧ください。

このような人間的かつ芸術的な取り組みに参加できたことを大変光栄に思います。また、本イベントの成功にご尽力くださったすべての方々に心より感謝申し上げます。

宇治の万福寺

宇治から発信 国際交流芸術展

2026年3月18日から22日まで、国宝・黄檗山萬福寺(おうばくさん まんぷくじ)にて、「宇治から発信 国際交流芸術展」が開催されます。

この短い映像作品では、春の訪れを告げる本芸術展の会場となる、萬福寺という特別な場所に焦点を当てるとともに、本展のアーティスト兼キュレーターである画家とのむら茂一氏の活動と、障害のある方々への美術指導・支援への取り組みを紹介しています。

国宝・萬福寺

萬福寺は、臨済宗・曹洞宗と並ぶ、日本三大禅宗の一つである黄檗宗の大本山です。
黄檗宗は、中国の高僧・隠元隆琦(日本名:隠元隆琦〈いんげん りゅうき〉、1592–1673)によって創始され、1654年、江戸時代初期に、長崎の中国人居留民の招きにより隠元が来日したことを起源としています。

約30ヘクタールの敷地を有する萬福寺は、中国・明代の建築様式を色濃く残し、左右対称に配置された建物群が直線的な軸線と回廊によって結ばれています。

この春、3月18日から22日まで、この歴史ある場所にて国際交流芸術展が開催されます。

本展を企画・プロデュースするのは、宇治市在住の画家とのむら茂一氏です。
独学で絵画を学び、鮮やかな色彩と独自の表現で知られ、日本国内外で活動を続けています。

また、障害のある方々への美術教育にも熱心に取り組んでいます。

本映像では、とのむら茂一氏が、本展に込めた思いを語ります。


アーティストの言葉(要旨)

「芸術は、難しいもの、敷居の高いものと思われがちです。
自分にはできない、と感じる人も少なくありません。
しかし、芸術とは、自分の心の内を表現することだと思っています。

それは自由であったり、悲しみであったり、喜びであったりします。
その時々の感情を表し、発表することこそが、芸術の本質です。

障害のある方にとっても、絵を描き、作品を発表することは社会とのつながりを生みます。
それは大きな自信となり、自然と笑顔があふれます。

これまでにも、障害のある方々の作品をイタリアで展示してきました。
『イタリアはどこだろう』と言いながらも、会場には喜びと誇りが満ちていました。
そうした体験が、これから生きていくための自信と喜びにつながればと願っています。

長年にわたり文化や芸術、食文化を発信してきた萬福寺は、現在、国宝に指定されています。
この象徴的な場所から、芸術と文化を広く世界へ伝えていきたいと考えています。

その思いから、萬福寺を出発点として、宇治でこの国際交流芸術展を開催することを決めました。」